農業共済新聞「あきた版」

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●2018年(平成30年) 3月2週号

 

 花きを周年栽培  -  平野隆さん

 【鹿角市】周年で花きを栽培する、鹿角市十和田毛馬内の平野隆さん(58)。メインとして露地でテッポウユリを栽培しながら、トルコギキョウやストックなどをハウスで手掛ける。また、就農を希望する人を研修生として積極的に受け入れ、丁寧な指導で地域の後継者を育成している。

 平野さんは2007年に就農。シンテッポウユリとイチゴ栽培から始め、花きの作目を徐々に増やしてきた。15年からはストックやキンギョソウなどの越冬作目にも取り組み、周年で花き生産に特化した経営を行っている。
 現在はハウスでストックを栽培。11月に収穫したトルコギキョウの畝を利用している。今月から収穫する予定だ。

 

 夏に露地で取り組むのは、平野さんが特に力を入れているシンテッポウユリ。盆と彼岸に収穫時期が重なり、仏花として使われるので多く出荷するという。昨年は約8万本を全てJAに出荷した。

 

 平野さんが取り入れている技術は「鱗片繁殖」。球根の鱗片を剝がして1枚ずつ植え、次年産に育苗する。1つの球根からは50~60枚の鱗片が用意できる。「出来の良かった花のものから鱗片繁殖することで、高品質のユリが均等に育てられる。種苗費もかからないため、これからも続けていきたい」と話す。  
 平野さんはJAかづの花き生産部会の会長を務めている。部会員の半分は20~30代と、若い人が多い。「花き栽培は楽しい。若い人にはもっとこの楽しさを知ってほしい」と話す。  
 また、JAを通して就農希望者の受け入れも行っている。既に平野さんの下を離れ、独り立ちした人もいるという。「『全てを教えてあげる』という気持ちで指導している」と平野さん。「鹿角は『若手を手助けして一人前にしてあげる』という風習が昔からある。その風習を受け継ぎ、これからも若手を育てていきたい」と話す。

 

 

 露地40㌃とハウス7棟で花きを栽培している平野さんだが、「今後も5、6棟増やしていきたいね」とし「これからも楽しみながら続けていきたい」と話す。  

 

 …次号をお楽しみに!
 
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