農業共済新聞「あきた版」

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●2018年(平成30年) 9月2週号

新鮮な食用小キグを出荷 - 打川恒雄さん

 【大仙市】大仙市内小友の打川恒雄さん(72)は妻のあい子さん(67)と共に、小ギクをビニールハウス5棟(234坪)で手掛ける。水稲約1・6㌶の栽培と並行しながら、新鮮な小ギクの出荷に務める。
 打川さんがキクの栽培を始めてから今年で15年目になる。元々野菜も手掛けていたが、自宅周辺の土が粘土質で水はけが悪いことや、露地で栽培した野菜がカモシカやハクビシンといった動物に頻繁に食べられてしまったことなどから、他の作物への切り替えを検討した。動物に食べられない作物が何か考え、小ギクを栽培することに決めたという。  

 

 栽培品種は「夏小町」。鮮やかな黄色い花を咲かせることが特徴で、刺身のつまとして使われる。  
 夏場の暑い時間帯を避けるため、毎日早朝4時から作業を始める。午前中にパック詰めして、昼前には東京・名古屋方面へジェット便で出荷。宅配便に比べて早く出荷でき、コストが安いという。「小ギクは花が開きすぎると色あせてしまう。また、収穫の際は花がばらけないように状態を見ながら作業しなければならない」と栽培する上での苦労を話す恒雄さん。それでも「難しい点はあるが、少しでも早く新鮮なキクを出荷したい」と話す。  

 

 打川さん夫妻は水稲を春から秋まで手掛けながら、並行して小キグも栽培する。定植は4月上旬ころ。収穫・出荷作業は7月から始まっていて、今月いっぱい続く予定だ。「水稲の春作業と同時期に定植を行うため、その年の天候によっては作業が遅れてしまうこともある。定植が遅れると、暑さでつぼみが開かず背丈も伸びないので、遅くとも田植前には定植を終わらせたい」と話す。  
 
 昨年は7月の水害でハウス内部にも30㌢の冠水被害を受け、ほとんど収穫ができなかったが、今年は順調に生育し、収穫も進んでいるという。「今後は今まで以上に品質の良い小ギクを生産していきたい」と意気込む。

 

 …次号をお楽しみに!
 
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