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2019年5月1週号
トラクター 安全操作と点検のポイント - 株式会社秋田クボタ

 田植え前の耕起のシーズンは、トラクターによる事故が増加します。農水省の調査によると、毎年農作業中に300人以上の死亡事故が全国で発生し、乗用型トラクターによる事故が1番多い結果となっています。
 今回は、NOSAI秋田の農機具共済損害評価員を務める、株式会社秋田クボタのサービス技術部長・今津谷修正さんに安全操作と点検のポイントを伺いました。
操作中の注意点

 2017年は、乗用型トラクターの死亡事故92人のうち、6割(56人)が転落・転倒によるものです。このような事故を防ぐために、以下のことを確認して操作してください。
① 圃場での作業以外はブレーキペダルを連結する
② 圃場には直角に進入し、歩み板を使用する
③ あぜ道を運転する際は、あぜ際を確認して走行・カーブでスピードを出しすぎない
 また、衣服が巻き込まれる事故も発生しています。首からかけたタオルは襟に入れ込む、袖口を留めるなど服装にも気を配りましょう。ヘルメットの着用も重要です。


点検ポイント

 各自での念入りなメンテナンスは、事故防止だけでなく機械の長持ちにもつながります。紹介する例を参考に点検を行ってください。
 〈エンジン部〉バッテリーは長時間使用しないでいると、エンジンをかけられるだけの電圧がなくなります。使わない時期であっても、一か月に一回、2千回転以上で30分エンジンをかけると、「いざというときに始動しない!」ということを防ぐことができます。
 ファンベルトは、機体の発電と冷却を行う上で、重要な役割を果たしています。ベルトが摩耗すると伸びて充電不足や冷却ができなくなり、オーバーヒートにつながります。損傷の確認を心掛けましょう。

 オイルフィルタやラジエーター、燃料フィルタエレメント、エアクリーナーといった、ろ過や防じんの役割を果たす部分はゴミがたまりやすいです。これによりエンジンの出力低下やオーバーヒートなど、作業に影響が出ます。定期的な掃除や交換をしっかり行ってください。

 〈走行部〉タイヤの空気圧は見過ごされることが多いです。適正な空気圧でないと、早期摩耗につながります。タイヤのサイズによって適正な空気圧が変わりますので、タイヤに記載されている規定圧力を確認して点検してください。
 〈耕うん爪〉作業前には、爪がしっかり固定されているか、摩耗していないかを確認してください。目安として爪の先端部分が100円ライターと同じ幅まで摩耗すると交換が必要です。交換をしないまま使用すると、反転機能が働かず、土の中を上下するだけの状態になります。


☆ここが大事!
 「フロン排出抑制法」の2015年からの施行により、点検が義務付けられています!

 法律により、トラクターやコンバインのエアコンなどは3か月に1回以上の簡易点検を行い、その記録は機械を廃棄・譲渡するまで保管することが義務化されています。
 詳細については環境省または秋田県庁のホームページをご覧ください。(秋田県庁該当ページhttps://www.pref.akita.lg.jp/pages/archive/8872)
次号をお楽しみに!