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2019年6月3週号
多品目を独自販路で - 農事組合法人きずな
 【横手市】「農業は自分の好きなように働けるのが魅力」と話す、横手市十文字町上鍋倉の農事組合法人きずな・齊藤龍平代表理事(60)。農産物を多品目栽培し、独自の栽培・販売方法を貫く。

 同法人では水稲10品種52㌶や夏・秋ソバ延べ36㌶、大豆、野菜、果樹など多岐にわたって作物を手掛け、合計90㌶で栽培する。齊藤代表は、「品目の数は誰にも負けない自信がある」と話す。中でも野菜は20品目を超えるという。「カラーピーマン『ぷちピー』やケールとスティックブロッコリーを掛け合わせた『アレッタ』など、珍しい野菜も多く栽培している」と説明する。
 作物は大多数をJAの仲介なしで直接卸し、そのうち半分ほどは外食産業へ売り出す。隣接する直売所でも、元旦を除いて毎日午前9時から正午まで販売。「自分たちの商品を見てもらうために毎日続けている。地域の方には一服するような気持ちで来てもらいたい」と話す。
 同法人ではJGAP認証や、農薬や化学肥料を半分以下に抑えて栽培した農産物が認証される「秋田県特別栽培農産物認証」を取得。農薬などを減らす代わりに、堆肥の施用や効率の良い雑草対策をしているという。「収量の減少はあるが、コストの削減となり、従業員の士気も高まる。農薬や化学肥料を抑えたからと言って高い値段で売るようなことはしない」と胸を張る。
 昨年から高卒の男性2人、今年からは高卒・大卒の女性1人ずつが働き、若手も増えてきている。「みんな農業の経験があまりないため、一から教えている。知識がなくてもやる気があれば農業はできる」と話す。
 農業高校を卒業して昨年就農した高橋流唯さん(19)は、「吸収することが多くやりがいを感じる。一年目から機械を操縦させてもらうなど楽しく働いている」と笑顔を見せる。

 「農業には定年がないから何歳までも働けるし、体を動かしていつまでも若々しくいられる」と齊藤代表。
「自然を相手にする職業でこれだけの品目を扱っていると、次の後継者を作ったとしても責任が大きく潰れてしまう。部門ごとの統括を決め、一人が全てを背負うことがないようにするのが今後の目標」と前を見据える。

 ▽組合員=34人
次号をお楽しみに!