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2019年7月2週号
農福連携が推進力 - (農)ENEX de AGRI

 【美郷町】美郷町六郷東根の農事組合法人ENEX de AGRI(細井友亨(ともゆき)代表理事)では、200坪で菌床シイタケを栽培する。作業を就労支援センター「もくもく道場」の利用者と共同で行うことで、労働負担の軽減や良品質な菌床シイタケの栽培につなげている。

 もくもく道場は、同町の社会福祉法人 慈泉会(じせんかい)(石川悦郎理事長)が運営する、障害者を就労支援するための施設。ENEX de AGRIの菌床シイタケ栽培には、指導者を含む4人が就労メンバーとして参加している。
 菌床シイタケ栽培は、菌床ブロックを水に浸して温度の刺激を与え、発芽を促す「芽づくり」作業や、良質な芽を選ぶ「芽掻き」作業など、人手の掛かる作業が多い。
 このうち、芽づくりのための浸水作業を就労メンバーに行ってもらうことで、法人の構成員の負担軽減になる。また、芽掻き作業や収穫作業に時間を費やせるようになり、より丁寧な作業による良質なシイタケの生産につながっている。出荷先の横浜の市場では「肉厚で日持ちも良い」と評価が高いという。
 作業軽減につながる一方、就労メンバーにとっても安定した仕事が確保できるというメリットがある。シイタケを栽培するためハウス内は空調設備で管理され、年間を通して一定の気温で整えられる。そのため、天候にも左右されず、安全な労働環境が保障されている。
 就労支援に参加している高橋郁真(いくま)さん(27)は、「最初は混乱することもあった。作業の指導をいただいて、メンバー同士で協力しながら仕事を続けられている」と笑顔を見せる。
 もくもく道場の指導員を務める小田長さん(52)は、「作業の手順を実際に見てもらうことで、比較的早く理解ができている。早く仕事がしたくて、朝の送迎の車に早くから乗っているくらい」と話す。
 法人でシイタケ栽培を担当する伊藤琢真さんは、「今後、規模を大幅に広げることになっている。働く環境がどんどん整備され、こういった共同作業の輪も広がることで、地域全体が元気になってくれればと思う。さらに品質の良いシイタケが町のブランドにもなれたらうれしい」と前向きだ。
次号をお楽しみに!