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2019年9月1週号①
個性光る米品種 ゆみあずさ - 於園共同農場
 【大仙市】「ゆみあずさ」は、いもち病抵抗性が“かなり強”、耐倒伏性が“強”の特性品種。「あきたこまち」や「ひとめぼれ」と同等の良食味米で、それらより約一割多収なことから業務用米としての利用に適している。
 大仙市の於園(おその)共同農場(佐藤秋弘会長=66歳)は今年、JA全農あきたより試験栽培を請け負い、3㌶で手掛けている。
 種子はべんがらモリブデンで被覆し、湛水直播する。古い乗用田植機を改造し、動力散布機を取り付けたものを使用。10㌃あたり4㌔㌘という標準的な播種量で、2人だと1㌶を1時間程度で終えることができる。
 同農場では農作業の高効率化と低コスト化に注力し、毎年さまざまな品種で直播栽培等の試験をしている。同農場の茂木久志さん(53)は「ゆみあずさは出芽が良く苗立ちが早い。また、田面の均平が少々甘くてもムラにならずに出芽する。動力散布機で散播しても遠くに飛ばした種が浮き苗になることが少ない。初期生育の良さは直播に向いている」と話す。
 いもち病に強い品種のため、元肥と追肥の合計で10㌃あたり14㌔のチッソ成分を投入し、多肥による試験を行う。取材日現在では生育も順調で、いもち病は見られない。
 旧仙北町地域では他に2農家が移植と条播で試験をしていて、どちらも生育は順調とのこと。苗立ちや根張りの良さは共通して高評価だったという。「これからも情報を共有してより効率的な栽培方法を模索したい」と前向きだ。
 来期は5㌶に栽培面積を増やす計画だという。「病気に強く倒れにくい、多少無理ができる品種なので、今年の収穫量が施肥量に見合ったものになるか注目している。来期はそれを踏まえ、播種量や施肥量等を最適化する方向で取り組みたい」と話す。
次号をお楽しみに!