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2019年9月1週号③
個性光る米品種 美山錦 - 石井章さん
 【秋田市】日本を代表する酒造好適米で、「美しい山にかかる雪のような酒米」という意味が込められている「美山錦」。1978年に、長野県農業試験場でガンマ線(放射線)に当てて突然変異で開発された。寒い地域でも育てやすく淡麗な味を生み出すといわれ、東北地方全体で栽培される。あきたこまちと比べ早く成長する「早稲」で、稈が太く、粒が大きいのが特徴だ。
 秋田市河辺式田の石井章さん(70)は10年前から酒造好適米を手掛ける。JA河辺勤務の際に市内酒造メーカーの規模拡大がきっかけで声が掛かり、酒米作りのベテランから教わりながら栽培を開始。作付け品種は酒造メーカーの指定で、1年目が「秋の精」、次に「秋田酒こまち」、今年から美山錦を栽培している。
 JA河辺時代に7人で発足した、現在の「JA酒米研究会(会員40人)」に所属。圃場が近い会員とは稲の生育状況の相談や余り苗を提供するなど日頃から協力し合う。年に数回、酒造メーカーを交えて県内の酒米研究会との情報交換会や視察、圃場巡回などを行い、より上質な酒米作りを目指す。種苗交換会にも出品し、注目を集めている。 「今まで大きな失敗は無いが、タンパク質が多くならいよう追肥には気を付けている」と石井さん。酒蔵との信頼関係が最も重要となるので、品質が基準値以下にならないように気を使う。
 「体力の続く限り、面積を現状維持し、後世に引継がれるような上質な酒米作りを研究会の仲間と目指す」と話す。

 ▽水稲(食用米330㌃、美山錦110㌃)、カボチャ(クリ将軍)30㌃
次号をお楽しみに!