農業共済新聞

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2019年12月2週号
種類豊富な焼き菓子店オープン - 渡邊藤子さん

 【大仙市】先月、大仙市四ツ屋にオープンした「Na‐BAKE(ナベイク)~マフィンとスコーンのお店~」。店主の渡邊藤子(ふじこ)さん(45)が、国産や農薬を使わない原材料を使ったさまざまな菓子を販売する。

 店内に並ぶ菓子は、プレーンやチョコチップ、抹茶ホワイトチョコなどさまざまな味のマフィン、ケーキなど多種多様。一つ一つ個包装することで、お裾分けや手土産としても取り分け易くなっている。
 渡邊さんは「Na‐BAKEの“Na”はNatural(ナチュラル)を意味している」と話す。北海道産のバターや国産の小麦、地元養鶏場の卵など国産のものを使うよう心掛け、農薬を控えた農産物を選んでいる。家で義父母が栽培する、季節ごとの野菜も使用しているという。
 元々菓子作りが趣味で、教員の仕事をしながら「定年退職後はお菓子のお店を始めてみたい」と考えていた。商工会議所の創業塾で話を聞いて「店を開くなら早めの方が良い」と感じ、仕事に区切りをつけて起業することを決意。菓子専門学校に通いながらパン屋に勤務し、一から勉強したという。

 オープンして約1カ月となるが、午前11時の開店から2時間ほどで完売する状況が続いている。作業のほとんどを一人で行っているため慣れないことが多く、「本来は火・水曜が定休日だが、今は月曜日も仕込みで休んでいる。また、多くのお客さんに食べてもらうため、購入を一人さま10個までとすることもある」と話す。

 「慣れて余裕が持てるようになれば、お客さんの要望・注文に応えながら営業したい」と渡邊さん。店のコンセプトでもある国産や素材のものを使用しながら、「自身で食べたいものや家族に食べさせたいものを販売していきたい」と意欲を見せる。

 ▽大仙市四ツ屋字水木田84‐1(0187‐64‐9064)、営業時間=午前11時~午後4時

次号をお楽しみに!