メニューを表示する

安心のネットワーク NOSAI秋田

農業共済新聞

トップ > 広報活動 > 農業共済新聞 2020年1月1週号③
2020年1月1週号③
親子で農業経営 水稲、野菜、無人ヘリ防除 - 荒谷由範さん、由行さん
 【三種町】水稲39㌶やメロン25㌃、長芋、小松菜を栽培する他、無人ヘリの農薬散布も請け負う三種町大口の農業法人 株式会社荒谷。荒谷由範代表取締役(61)と息子の由行さん(33)が中心となって作業に励んでいる。
 荒谷さん一家は、由行さんの祖父の代から60年続く農家。由行さんは長男のため、「中学生の頃から自分が継ぐだろうという認識はあった」と話す。由範代表から農業系の大学を強く勧められたことから、北海道の短期大学へ進学して無人ヘリの資格を取得。その後2年間、地元で防除ヘリの作業補助のアルバイトをしてから就農した。
 「父親から『農家の基本は田んぼ』と教えられてきた」と由行さん。最初は何も分からず、祖父と由範代表に1から教わった。約70か所に散らばる圃場を記憶するのに一苦労で他の圃場と間違えることもあったが、管理をするうちに覚えてきたという。
 現在由行さんは無人ヘリ防除を中心に担当し、水稲を由範代表、メロンを母の裕子さん(59)が主に受け持つ。この他従業員3人や、時期によってアルバイトを雇う。
 「以前は15㌶で地上防除をしていたが、無人ヘリを導入してからは作業効率が上がり、面積も増えた」と由範代表。由行さんは機械の作業もていねいで、助かっているという。
 近年ドローン防除が流行しているが、荒谷さん親子は「農薬散布はドローンよりヘリ」と口をそろえる。無人ヘリの方がバッテリーが長く持ち風圧が強いため、確実な散布が期待できる。「もん枯れ病の薬剤は茎の下まで行き渡らせる必要があるため、風圧が重要となる」と説明する。今年はカメムシが無く、もん枯れ病などの病害もほとんどなかったという。

 「自分がやりたい農業ができているのは、設備や環境を整えてくれた父のおかげ」と由行さん。今後は無人田植機の導入を検討していて、「無人トラクターなどの性能ももう少し上がれば面積を増やせるのでは」とも考える。由範代表は、「継いでくれてありがとう。率先して作業をしてくれて助かっている」と感謝しながら、「息子が面積を増やしたいとなれば、設備・環境を整える手伝いをしたい」と話す。
次号をお楽しみに!