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2020年1月1週号①
親子で農業経営 シンビジウム30種類 - 佐藤正人さん、善仁さん
 【横手市】「家族全員で同じ仕事をして同じ目標に向かっていけるのは、とても幸せなこと」と話す、横手市十文字町谷地新田の佐藤善仁さん(42)。両親と妻・睦美さん(39)の4人で、30種類のシンビジウムを約33㌃で栽培する他、露地キク65㌃、水稲1・2㌶の複合経営を行う。
 寒さに強く花持ちの良いシンビジウムはクリスマスと正月の花材として人気が高く、現在は11月から始まった出荷作業に追われている。3月まで出荷が続き、年間約4万5千本の切り花が仙台や東京など11の市場に出る。
 「父は言葉でていねいに説明するというよりは、『作業する姿を見て覚えなさい』というタイプ」と善仁さん。県立農業短期大学(現県立大学)を卒業後すぐ就農し、正男さん(69)から技術を習得してきた。就農当時8棟だったハウスは15棟まで増え、正男さんは「後継者がいることで施設への投資もできた。息子が就農してくれて助かっているよ」とほほ笑む。
 「シンビジウムの栽培は夏の管理が結果に直結する」と善仁さん。水管理と並行してキクの消毒や出荷の作業も行うため、盆前は特に忙しいという。
 ハウス内は自動で温度調整ができ、冬は平均15度で管理される。善仁さんは「加温するための灯油代が半端でない。原油価格の高騰が悩みの種」と苦笑いする。
 正男さんは「1箱に色の異なる品種を入れた『ミックスボックス』が人気。単色よりも手間はかかるが、一度に何色もそろうので市場からの引き合いが強い」と話す。シンビジウムは、冬は国内産、夏に外国産が流通し、1年を通して仏花にも使用される。そのため、「仏花にふさわしい大型の品種を作るよう心掛けている」と工夫をこらす。
 「今は自分の名前で出荷しているが、近いうちに経営のメインを息子へ任せたい」と正男さん。善仁さんは「経費がかさむため、栽培面積はこのまま維持していく予定。品質の良いものをこれからも作り続け、市場にアピールしていきたい」と意欲を見せる。
次号をお楽しみに!