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農業共済新聞

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2020年1月1週号②
親子で農業経営 ミニトマト、シイタケ、アスパラなど - 佐々木一さん、巧さん
 【羽後町】羽後町田代地区の佐々木家では、水稲とミニトマトや菌床シイタケ、アスパラガスなどで複合経営をしている。
 以前は水稲とミニトマトを栽培し、冬場は地元の工場で働いていた一さん(58)。周年農業をしたいと考えていた矢先、2009年にパート勤めだった妻・春美さん(57)が仕事を辞め、町内の農家から技術を学んで菌床シイタケを導入した。
 湯沢市内の工場勤めだった長男・巧さん(32)も、18年秋に自宅で就農し、19年春には独り立ちして新規作物としてアスパラガスを導入した。また、産業用無人ヘリコプターの免許も取得し、一さんも所属する農業法人で、水稲防除を行った。
 佐々木家では家族協定を結んで経営し、作物ごとに責任者を決める。水稲を一さん、ミニトマトと菌床シイタケを春美さん、アスパラガスと農作業受託を巧さんという割り当てだ。繁忙期は互いに協力し合うが、日々の仕事の段取りや経営戦略はそれぞれの責任者の考えに従って作業をする。
 いずれは就農しようと考えていた巧さん。県の未来農業のフロンティア育成研修制度などは利用せず自宅で就農し、技術などは親から学ぶ。農業次世代人材投資資金事業を活用したため、親とは別の経営体として農作業を行っている。「アスパラガスは昨年春に植えたばかりで、今年も株を育てる作業だけ。収穫・販売は3年目となる来年からで、今から待ち遠しい」と話す。
 一さんは、巧さんが就農したことについて「純粋に若い労働力が増えてうれしい」と笑顔を見せる。「周年で農業を営むには複数の作物を導入する必要があり、一人では限界がある。各作物に責任者を置くことで、自分の仕事に専任できるメリットがある」と話す。

 一さんや春美さんは「早く一人前になって、一人で何でもできるようになってほしい」と期待し、巧さんも「早く独り立ちして、逆に親を使うぐらいに成長したい」と目標を掲げる。親子共通の考えとして「高品質で、良食味な農作物の生産を第一に考えている。今後も、新たな作物は導入しない予定。現在手掛ける作物で規模拡大を図っていきたい」と抱負を話す。

 ▽経営規模=水稲9・1㌶、ミニトマト(約7・2㍍×約27㍍と約7・2㍍×約32・4㍍のハウス2棟)、菌床シイタケ(ハウス3棟で1万7千床)、アスパラガス27㌃、水稲受託(全面委託2㌶、収穫から調整まで3㌶)
次号をお楽しみに!