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2018年3月1週号(特集②)
産地を守り、魅力ある農業を - 渡部幸栄さん
 【男鹿市】男鹿市五里合の中石地区は、東北でも有数の和ナシ産地として有名だ。雪が積もる中、はさみとひもを手にし、結果枝の誘引作業に励む渡部幸栄さん(42)。地域でナシ農家の高齢化が進む中、次代を担う若手として期待され、「男鹿梨」のブランドを守るとともに、魅力ある農業を目指し日々奮闘している。  
 渡部さんは県内の高校を卒業後、潟上市天王にある果樹試験場で2年間の研修を受けて就農。20年以上にわたり、ナシを手掛けている。現在6カ所ある園地で「幸水」「豊水」「南水」「秋泉」の4品種をそれぞれ50㌃、合計2㌶栽培。昨年の収穫量は、10㌃当たりで幸水2トン、豊水3トン、南水2・5トンほどだった。  
 冬場の重要な作業となる剪定作業を2月中旬に終え、現在は結果枝の誘引作業を両親と3人で行っている。針金を網状に張った果樹棚に、枝の中ほどと先端の2カ所をひもで固定し、樹形を整える。  
 渡部さんは「剪定や誘引も重要な作業だが、一番気を使うのは5月に行う受粉作業。人工受粉は、開花の状態と天候を見ながら短期間で作業するため、しっかり受粉できるよう作業に気を使う」と話す。
 また、中石果樹生産組合の中に組織される共同防除組織の予察防除委員長を務めているため、年間を通して防除スケジュールの作成や農家へのアドバイスなどを行う。病害虫が発生しないよう万全の体制で臨み、地域の高品質なナシの収穫につなげている。
 「この地域では私のほかに、20代が2人、30代が3人と若い担い手もいるが、産地を守っていくにはまだ足りない。農業は辛くて大変だというイメージは今でも強いと思う。これからは、若い人がやってみたい、挑戦してみたいと思えるような魅力あふれる農業を目指したい」と意気込む。  
次号をお楽しみに!