農業共済新聞

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2018年5月1週号
地域活性化を目標に - 高橋直人さん

 【大仙市】「就農してから農作業の組み立てを自分で考えて行動できるようになった」と話す、大仙市南外の高橋直人さん(25)。就農して4年目になる。地域活性化に貢献することを目標に、周りの意見を取り入れながら農作業に励んでいる。

 父の博信さんがJAに勤めながら米やアスパラを栽培していた影響で、農作業の手伝いをしていたという直人さん。就農する気はなかったが、地域の農業者が減少していることに危機感を覚え、「私が就農して地域の活性化に貢献したい」との思いから就農することに決めた。

 就農4年目になる現在は、アスパラガス25㌃やエダマメ40㌃、冬期間にホウレンソウ1・6㌃を栽培し、地元JAに出荷。アスパラガスを経営の主軸に置いている。
 直人さんは「土と触れ合うことで農業に対する意欲が高くなったこと、消費者と触れ合う機会が多くなったことで、やりがいを感じている」と話す。
 作業をしていく上で、除草対策や排水対策の問題、作業をいかに効率よく上げるかなど、まだまだ試行錯誤しながら行っている状況だという。JAおばこのアスパラ担当者などから意見を取り入れ、栽培管理に取り組んでいる。

 その一方で、農家人口の減少や高齢化、それに伴う耕作放棄地の増加に危機感を感じている。減反政策の廃止で米の価格が適正になるかどうかなど、不安なこともあると話す。
 作業をしていく上で、除草対策や排水対策の問題、作業をいかに効率よく上げるかなど、まだまだ試行錯誤しながら行っている状況だという。JAおばこのアスパラ担当者などから意見を取り入れ、栽培管理に取り組んでいる。
 その一方で、農家人口の減少や高齢化、それに伴う耕作放棄地の増加に危機感を感じている。減反政策の廃止で米の価格が適正になるかどうかなど、不安なこともあると話す。  
 直人さんを支援している大仙市南外支所農林建設課長の佐藤祐子さんは、「これからも経営規模を増やし、今後の新規就農者の希望になるように頑張ってもらいたい」と期待を寄せる。
 直人さんは「今後は農事組合法人に参加し、水稲経営を開始するとともに、アスパラガス栽培を継続し、複合経営を目指していきたい」と話している。
次号をお楽しみに!