農業共済新聞

トップ > 広報活動 > 農業共済新聞 2020年11月2週号
2020年11月2週号
水稲・大豆の良品生産へ - 杉沢和久さん
 水稲5㌶と大豆8㌶を栽培する三種町川尻の杉沢和久さん(39)。防除と雑草処理は特に気を抜かず、良品質での出荷を心掛ける。また、以前の仕事関係で農機具について知識を持ち、修理などで地域農家のために役立てている。

 本格的に農業に携わったのは4年前。以前は手伝う程度だったが、父親の体調不良がきっかけとなった。「農業は天候に左右されるし、病害虫防除で気を抜けないなど大変な仕事だ」と話す。
 特に苦労していたことが、大豆の雑草処理。「中耕培土のタイミングが難しかった。草が生えたら後手になるので、大豆の茎に向かって下の葉が隠れるくらいに土を盛らなければならない」と杉沢さん。適期に中耕培土を行えば、根に空気を取り込めるので、初期生育も良くなるという。
 最初はうまくいかなかったが、大豆栽培が盛んな地域のため、先輩農家の作業を見ながら独学した。「当初に比べて雑草がだいぶ少なくなった」と胸を張る。
 水稲の病害虫防除にも注意を払う。「一部の水田が大豆圃場に囲まれているため、大豆圃場に薬剤散布するとカメムシが水田へ逃げる」と話す。無人ヘリコプターによる空散を業者へ委託しているが、自分でも動力散布機を使って薬剤散布しているという。その結果、「以前に比べて良い品質を確保できている」と笑顔を見せる。

 4年前までは農機具修理や販売の仕事に従事していた杉沢さん。繁忙期は農機具のトラブルで地域の農家が相談に来ることがあるという。特に心掛けているのは、故障頻度を少なくさせること。小まめなグリスアップやオイル交換、ベルトの張りなどに気を使うだけで、故障率が下がるという。
 「以前は部品だけ交換すれば直っていた。今は電装品中心になり大変便利になったが、その反面、故障の原因を探すのが非常に難しい」と苦労する。冬の空いている時間に、地域の知り合いや若手と一緒に修理をすることで、今後もある程度の知識を身に付けていきたいという。
 「今後は少しずつ規模を拡大しながらも良品質のものを作りたいので、研さんに努めたい」と杉沢さん。「若い農業者がもっと増えて切せっ磋さ 琢たく磨ま していきたい」と話す。
次号をお楽しみに!