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2019年8月1週号(特集②)
伝統の野菜 八木にんにく - 佐藤健郎さん
 【横手市】江戸時代から横手市増田町の八木地区で栽培されてきた伝統野菜「八木にんにく」。同地区の佐藤健郎さん(68)は栽培歴48年のベテランで、八木にんにく4㌃のほか、水稲10㌶、キャベツやカブなど野菜6㌃を手掛ける。
 八木にんにくは一般に流通するホワイト種よりも大玉で甘みがあり、赤みがかっている外皮が特徴。結球前に収穫する青にんにくは辛みが少なく、地元では味噌をつけて丸かじりして食べられる。
 前年の秋、稲刈りが終わった後に植え付けて作業に取り掛かる。雪が消えてから追肥を2回、さび病や雪腐病の対策として消毒を4回行う。5月末から6月中旬に、1割程度を青にんにくとして収穫。7月上旬から中旬に、十分に成長したものを収穫し、約100日間吊り下げて自然乾燥する。収量は約750㌔で、市内のスーパーモールラッキーと直売所「青物横丁友の会」の2カ所で販売する。
 佐藤さんは「ニンニクは土が固いと成長しない。八木地区は皆瀬川に面し、砂が多く水はけの良い土壌条件が栽培に適している」と話す。
 過去には、「チューリップサビダニの食害で、ニンニクがほぼ全滅したこともあった」と振り返る。わずかに残った被害のない種子と周囲から譲り受けた種子を集め、種子消毒と畑の消毒を念入りに施したことで、翌年は例年並みの収量を確保することができたという。
 現在、八木にんにくは同地区の約8割の家庭で自家消費用に栽培されている。「昔は組合を作って共同出荷していた時代もあったが、生産量が減り、今販売までしている農家は数えるほどだよ」と佐藤さん。「これ以上の規模拡大は難しいが、伝統を絶やさないよう、現状維持してやれる限り栽培を続けていきたい」と話す。
次号をお楽しみに!