あきた版9月3週号
米・大豆スマート農機導入し効率化 小規模農家も支援 - ファームビルド株式会社
水稲36㌶と大豆4㌶を栽培する秋田市金足のファームビルド株式会社は、スマート農機などを活用して大規模経営を視野に入れている。さらに農家のサポートも行い、地域全体で持続可能な農業経営を目指す。
「高齢化などで離農する方が増えているので、請け負う面積が年々拡大している」と話す同社の畠山周代表(52)。今年は水稲の面積が3㌶ほど増加したが、平年通りに生育が進み、現在は稲刈りに励む。「今年から『あきたこまちR』を作付けしたので、どのような出来になるか気になっている」と話す。
広い面積をこなすために力を入れているのが、スマート農業。直進アシスト機能付きの田植機や自動操そう舵だシステム付きのトラクター、薬剤散布には小型無人機(ドローン)を使用する。あらゆる機械を活用することで、効率良く作業を進めている。
これからの季節に活躍するのは普通型コンバインだという。1台で水稲だけでなく大豆や麦なども収穫することが可能。水稲と大豆それぞれのコンバインを導入する必要がなく、購入費と維持費を軽減できる。
同社では、農家へのサポートにも取り組む。請負作業として、市内を中心にドローンによる追肥や農薬の散布を行い、面積は年間延べ500㌶にも及ぶ。また、農業用ドローンのライセンス教習や機体の販売、点検・修理も行う。併せて自動操舵システムの
販売や取り付けサービスを展開。JAや農業資材店での職歴で得た経験を生かしつつ、秋田県スマート農業指導士の認定を受け、スマート農業の普及にも力を注ぐ。
金足地区の農業法人に所属する三浦敏光さん(55)は「JA時代の同僚で、真面目で勉強家。地域のドローン先駆者で、機体はファームビルドから購入した。若い担い手のためにも、ドローンやスマート農業の先頭を走り続けてほしい」と話す。
今後も便利な機械を駆使してコストと労力低減を実践し、さらなる規模拡大を目指す同社。畠山代表は「自分が農地を請け負うだけでなく、小規模農家も農業を続けられるようさまざまな手助けをしていきたい」と意欲を見せる。
次号をお楽しみに!