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2019年6月2週号 農業の大切さ伝える①
米と地域について学ぶ - 上川沿小学校&JAあきた北青年部
 【大館市】大館市立上川沿小学校の5年生33人が、学校近くの田んぼ約500平米に「あきたこまち」の田植え体験作業を行った。食育を目的として20年近く行っているもので、毎年JAあきた北青年部が協力している。
 初めに青年部の石垣博隆さんが、「1回に植える苗の量は3本。みんなで横に並んで、1人3列植えましょう。今年の5年生はみんな立派だと聞いたので、面積を増やしました」と説明した。
 その後、一斉に田んぼに入り、田植えを開始した。「きゃー」「冷たい」などと声をあげ、お尻から転んで泥まみれになる子もいた。最初はぬかって動けず作業が進まなかったが、だんだん慣れてきて1時間ほどで作業を終えた。
 体験を終えた生徒からは、「意外と簡単だった」「転んだけどみんなで協力してできてよかった」などの声が聞かれた。
 田植え体験が終わった後には、石垣さんが機械で田植作業の実演を行った。生徒たちは農業機械の素晴らしさに感心していた。
 JAあきた北青年部中央支部長の糸屋忠博さんは「綺麗に植えられたと思う。田植え体験を通してお米の大切さを学んでほしい」と話していた。
 戸田孝彦校長は「食の大切さや地域の大切さを、基幹産業である農業を体験して学んでほしい」と期待する。
 田んぼは、この後地域の方の協力を得ながら生育状況を観察し、秋に稲刈り体験を行う。収穫後は、親子レクできりたんぽやみそ付けたんぽを作る「たんぽ会」が行われる予定で、今から秋が待ち望まれる。
次号をお楽しみに!