三種町川尻の関駿介さん(30)は両親とともに、ビニールハウス12棟で輪ギクやスプレーギクを周年栽培している。
関さんが一番気を使っているのは水管理。今年3月、土壌の水分量を測定するpFメーターを設置し、適切な水管理に努めている。「以前、ハウス内の通路の乾燥状況を見て水をかけていたところ根が腐った経験があった。水分計を設置したことで水分量を的確に判断でき、品質も良くなった」と話す。
今年は新型コロナウイルスの影響でイベントなどが相次いで中止となり、販売機会が激減。単価にも大きく影響した。「覚悟していたが、予想以上だった。親が収入保険に加入していて助けてもらえるので、このままめげずに頑張っていきたい」と前を向く。
花き栽培は将来、鉄骨ハウスにしたいと考えている。「自動開閉装置も導入するなどして大型施設にし、品質向上に努めたい」と意欲を見せる。