農業共済新聞

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2022年11月4週号
農業に魅せられて〜新規農業者の挑戦〜 - 佐藤ななえさん
 父方の実家が農家で、農業が身近にある環境で育ちました。小学生の頃から野菜の栽培に興味を持ち、県内の農業高校を卒業後、県の未来農業のフロンティア育成研修を受講しました。
 研修1年目は県農業試験場で農業の基礎知識を学び、2年目は現地研修に参加しました。ミニトマトの栽培を考えていたため、大きい面積でミニトマトを栽培する秋田市の有限会社まこと農産で研修を受けました。
 研修では、佐藤樹代表取締役(39)から「自分で考えて野菜を育ててみなさい」とビニールハウス1棟を預けられました。戸惑いながらも、立派な野菜を育てるため、毎日勉強して農作業に励みました。
 研修終了後すぐに就農し、現在もまこと農産でミニトマトやネギ、ダイコン、スナップエンドウなどを5・2㌶手がけています。その中で管理を任されているのが、ビニールハウス2棟1・5㌶のミニトマトとネギです。ミニトマトの品種は、市場価格に左右される「べにすずめ」から、価格が安定している「アンジェレ」に変えました。出荷時期を早めることで、収入の増加を目指しています。
 収穫など、体力面では大変ですが、精神面でつらいと思ったことはありません。頑張ったことが成果となり表れるので、向上心を持って取り組めています。ネギの面積拡大やミニトマト栽培で工夫を重ねることで、これからもより良い野菜を育てていきたいです。
次号をお楽しみに!