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東北版6月2週号
野菜作りに手応え - 田口晃平さん

 「野菜の背丈が伸び、日々の成長が見えることがとてもうれしい」と話す秋田市添川地区の田口晃平さん(31)。露地栽培55㌃とハウス1棟でスナップエンドウやネギ、ホウレンソウなど16品目の野菜を栽培する。
 以前は群馬県で建築関係の仕事をしていた田口さんだが、テレビで秋田県の農業人口の減少や高齢化の情報を目にし、自分が農業の担い手になろうと2021年に移住。同市園芸振興センターの新規就農研修を受講し22年に就農した。
 現在、スナップエンドウの栽培に力を入れる。研修や視察など積極的に参加し、栽培技術を磨いてきた田口さん。「一人で除草や収穫、出荷などの作業は大変だが、自分で考えたアイデアがすぐに実践できることや、自分のペースで時間を使えることが農業の魅力」と話す。
 収穫した野菜はインターネットで販売。今後は面積を増やす予定だ。「作業に余裕ができたら直売所を作りたいし、観光農園も魅力を感じる。たくさんの人たちに自分の作った野菜を食べてもらいたい」と目標を見据える。
次号をお楽しみに!