鹿角市十和田末広の農事組合法人末広ファーム(柳沢義一代表理事、構成員11人)に2024年5月から勤め始めました。当法人は水稲80㌶、ネギ13㌶、大豆20㌶、キャベツ3㌶を栽培し、私は主にネギを担当しています。
小さい種から大きな作物に育つ様子を現場で見て、とても興味深く魅了されました。スマート農業に積極的に取り組んでいることも、志願の決め手です。
ネギの播種は作型ごとに、10月上旬、2月上旬と3月上旬の3回で、それぞれ4・3㌶ずつ順次定植します。収穫は7月下旬から11月末まで続きます。ハウス8棟で育苗する時期が一番気を使います。
ハウス内の温度はスマートフォンで確認できるため、比較的管理しやすいです。一方で、灌水管理がとても難しいと感じます。むらなく均一に水を行き渡らせるために、手作業になる場合もあり苦慮しています。また、さまざまな土壌改良剤を投入し試行錯誤することで、より良い土作りを模索中です。
繁忙期は作業に追われますが、ネギの成長を見守る日々はとても楽しく充実しています。今後の目標は秋田県種苗交換会で一等賞を取ることです。今年は試験的に10畝を区切って定植し、より一層目を配っています。
春先の降雨で作業が例年より遅れてしまい、病害虫防除や土寄せを丁寧に行っています。消費者に選ばれる高品質のネギを目指したいです。