横手市平鹿町醍醐の小林祐太さん(29)は、祖父の園地を受け継ぎ果樹栽培を営む。「川中島白桃」「あかつき」などモモ7品種を120㌃、リンゴ「ぐんま名月」「ふじ」を60㌃手がける。モモで新たな栽培方法を取り入れるほか、猟友会に所属し果樹産地の担い手として活躍する。
モモは山形県や福島県で普及が進む栽培方法「ハイブリッド樹形」を取り入れる。一般的な「開心自然形」と違い、株元から主枝を4本ほど伸ばして早期多収性を実現。低樹高に仕立てるため地上で作業しやすく、効率向上につながる。
小林さんは秋田県果樹試験場で2年間研修し、2025年4月に就農した。近年増加する獣害への対策として園地に電気柵やおりを設置するほか、わな猟免許と銃猟免許を取得。猟友会に所属し、産地の保全に尽力している。
JA秋田ふるさとや近隣の直売所に出荷するほか、インターネット販売も行う。今夏の極端な少雨で、小玉が多かったと振り返る小林さん。「今後は気象状況に応じ、灌水も検討が必要だ。自分が地域で最年少の生産者だと思うので農業を担っていけるよう、日々努力したい」と意気込む。