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東北版10月2週号
収入保険を後ろ盾に 食用小ギクを安定生産 - 有限会社栄物産

 北秋田市木戸石の有限会社栄物産(藤嶋佐久榮代表取締役=80歳)は20種類以上の作物を栽培し、周年出荷体制を整えている。
 現在は、ビニールハウス2棟(396平方㍍)で、9月初旬から始まった食用小ギクの収穫が最盛期を迎えている。丸く形の良い花を手摘みし、パック詰めして全国の市場に出荷する。
 約50年前、輸入できない農産物を手がけようと和食の「つまもの」を育て始めた。栽培当初は主要産地の愛知県豊橋市に足を運び、そこで得た技術を参考に腕を磨いた。品種改良を進めるなどして、今では寒冷地でも安定生産できるようになった。
 また、藤嶋代表は野菜の栄養価に注目。コハゼやキクイモ、ビーツなどの栽培にも力を注ぐ。「高齢化が進む地域の健康寿命を延ばしたい」と話す。
 藤嶋代表は農業を学ぶため渡米した経験もあり、地域農業の発展と所得向上に取り組んできた。しかし、東日本大震災やコロナ禍
では収入が大きく落ち込み、2021年に収入保険に加入。「収入保険のような農家を応援する制度はありがたい」と笑顔を見せる。
次号をお楽しみに!