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2021年8月4週号
育苗ハウスでブドウ6品種 - 永田ホープフルファーム

 鹿角市の特産品「北限の桃」「鹿角りんご」の収穫時期と重ならない高収益作物として注目されているブドウ「シャインマスカット」。同市八幡平の農事組合法人永田ホープフルファーム(根本隆嘉代表理事=57歳)は、水稲育苗ハウスを利用したシャインマスカットの栽培に取り組んでいる。
 同法人は水稲21・7㌶やエダマメ7・3㌶などを作付ける。ブドウは育苗ハウスの側面通路に6品種12本を定植し、2017年から栽培している。
 主枝を人の頭を超える高さに一文字仕立てで整枝し、反対通路まで成長させた。4・5月の水稲育苗作業を妨げず、側枝が6月以降に伸びて、開花・着果となる。

 冬期間は、積雪によるハウスの倒壊を防ぐためビニールを剥がし、側枝を全て剪せん定てい。主枝が雪の重みで折れないよう注意を払う。
 根本代表は10月の収穫を前に、大粒の実に手応えを感じている。代表は「収穫は今年で3回目。品種の特性を生かした栽培をしている」と話し、「果粒肥大も良好で糖度は18度以上になる。甘くておいしいので、直売所などで手に取ってもらえれば」と勧める。
次号をお楽しみに!