農業共済新聞

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2021年9月4週号
牛の健康管理を大切に - 細越大紀さん
 三種町豊岡金田の細越大紀さん(30)は、酪農の担い手として、毎日汗を流している。「いずれ家業を継ぐと決めていたので、早く仕事を覚えたかった」と26歳の時に病院の臨床検査技師を退職して就農した。
 農事組合法人細越牧場(細越真利雄代表=60歳、従業員10人)で290頭の乳牛飼育に従事する。毎朝5時に起床して、牛の健康観察から一日の作業が始まる。主に牧草の刈り取りや乾乳期の牛の世話を担当している。
 大紀さんは「妊娠して約220日で乾乳期に入る。乾乳期は食欲が落ちるので、痩せていないか観察している。痩せた状態の分娩は病気にかかることが多い」と気を引き締める。「出産を無事に終えた時は、ものすごくほっとしてうれしい」と笑顔を見せる。
 牛舎内は清潔に保ち、牛のストレスを軽減させて乳牛育成に努める。「手間をかければかけるほど良い牛が育つ。今後は少しずつ増頭する予定で、これからも行き届いた管理ができるよう頑張りたい」と意気込む。
次号をお楽しみに!