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あきた版6月1週号
病害で減収 価格も下落 - 農事組合法人 アグリード仙人
 東成瀬村田子内の農事組合法人アグリード仙人では、水稲31㌶を構成員11人で栽培する。同村は水源に恵まれているため、地下水を利用したプール育苗を行う。病害や価格低下を乗り越え、営農に励んでいる。
 同法人を含む村内の4法人で作る米を「仙人米」として販売。6年前からふるさと納税の返礼品に選ばれ、他県からの注文も少なくない。佐々木進代表理事(74)は11年間代表を務める経験から、法人や組織は地元での販売に限定せず、幅広い客層を相手にできることがメリットだという。
 「面積や顧客、挑戦できるフィールドが広い法人や組織こそ、価格面も補償される収入保険に加入するべきではないか」と提案する。
 同法人は、収入保険が始まった2019年から加入。「NOSAI職員
から説明を受けた時、従来の水稲共済と比べ、価格低下や取引先の倒産など幅広いリスクを補償してくれるところに魅力を感じた」と話す。
 21年には、ばか苗病の多発で収量が減少した。さらに「あきたこまち」の価格が大幅に下落。ダブルパンチを受けたところに、保険金を受け取ることができた。「あの保険金がなければ法人はつぶれていたかもしれない。感謝でいっぱいだ」と振り返る。
 昨年もばか苗病が発生し、保険金を請求した。21年の被害の影響が尾を引き、ここ数年は満足のいく収量になっていない。今年は水管理の徹底と、丁寧な代かき作業を行い、10㌃当たりで平年作より60㌔多い収量が目標だ。構成員全員で協力していく姿勢を見せる。佐々木代表は「収入が減った時に助けてもらえるのが収入保険の一番の魅力。自然災害の脅威が増す昨今、備えが大事」と話す。
 何事にも挑戦する一方で、構成員の高齢化を課題とする。現在、構成員のほとんどが60~70代だ。「小さいかもしれないが、村内で任されている米作りを現状維持していくことが、経営の目標。健康面にも気を付けこのまま続けていきたい」と意欲を示す。
次号をお楽しみに!