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あきた版6月1週号
度重なる鳥獣害 - 島田雄一郎さん、幹子さん

 秋田市河辺三内の園地約2㌶で、主にリンゴを栽培する島田雄一郎さん(52)、幹子さん(49)夫妻。2019年に就農し、21年に収入保険へ加入した。雄一郎さんは「説明会に参加し、経営の後ろ盾として収入保険の重要性を感じた」と振り返る。
 昨年は鳥獣害が多発した。7月後半、クマに早生品種が狙われ「つがる」がほぼ全滅。主枝が折られ、再起不能になる木もあった。雄一郎さんは「クマの被害は毎年あるが、昨年は特に多かった。9月の売り上げは例年の10分の1ほどだった」と肩を落とす。
 電気柵を設置したが、強引に穴を掘ったり、木に登って跳んできたりすることもあった。「電気柵3本を張り、2重になるよう少し離してさ
らに1本張ると効果があった」と話す。
 9月以降はヒヨドリやハクビシンの被害が発生し、さらに収量が減少。木1本ずつネットで覆うなど、被害拡大を防ぐ対策を講じた。「ネットをかけるのは労力がかかる。ハクビシンの侵入はネットでも防ぐのが難しくて苦労した」と説明する。
 昨年、電気柵の延長も合わせて鳥獣害対策に50万円ほど出費したが、受け取った保険金等を経費に充当できたという。
 島田さん夫妻は鳥獣害だけでなく、過去に自然災害を経験し、3年連続で保険金の支払いを受けている。23年は豪雨に続く猛暑で品質が低下。日焼け果や輪紋病が発生し、減収につながった。
 この猛暑が花芽の形成に支障を来たし、24年は開花数が減少した。また、高温多湿の影響で褐斑病が発生。長雨によって感染が拡大し、減収となった。果樹は自然災害や鳥獣害など収量に影響が出やすいという。
 リンゴを20品種ほど栽培し、いとく秋田東店・新国道店への出荷や直接販売を行う。「リピーターのために、今後もおいしいリンゴ栽培を目指したい」と雄一郎さん。近年の猛暑対策として、ナシやモモの割合を増やすなどリスク分散も考えたいとしている。
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