湯沢市倉内の小原聡子さん(37)は、ハウス10棟18・6㌃で栽培したトマトを加工し、「ミスターKのフライソース」と名付けて販売している。
義父の勝美さん(68)が作付けるトマト「桃太郎ファイト」を4年前から一緒に手掛ける小原さん。農薬使用を減らし有機肥料を施している。
トマトを生食以外の用途でも広めたいと考え、県内の女性農家の組織「あきたアグリヴィーナスネットワーク」に参加し、その活動の一環でソースを開発。いわゆるウスターソースで、揚げ物との相性が抜群だという。トマトをベースに、同市産のリンゴやセロリなども使用する。「9種類のスパイスをちょうど良い加減にするのに苦労した」と振り返る。