農業共済新聞

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2021年3月4週号
自家産トマトでソース開発 - 小原聡子さん

 湯沢市倉内の小原聡子さん(37)は、ハウス10棟18・6㌃で栽培したトマトを加工し、「ミスターKのフライソース」と名付けて販売している。
 義父の勝美さん(68)が作付けるトマト「桃太郎ファイト」を4年前から一緒に手掛ける小原さん。農薬使用を減らし有機肥料を施している。
 トマトを生食以外の用途でも広めたいと考え、県内の女性農家の組織「あきたアグリヴィーナスネットワーク」に参加し、その活動の一環でソースを開発。いわゆるウスターソースで、揚げ物との相性が抜群だという。トマトをベースに、同市産のリンゴやセロリなども使用する。「9種類のスパイスをちょうど良い加減にするのに苦労した」と振り返る。

 今年の1月に200個が完成(1個税込み810円)し、好評で在庫がなくなった店もあるというが、秋田市のNEED THE PLACEや良品市庭ごえん、湯沢市の地酒&カフェTAKAIWAなどで販売している。
 「今年も収穫作業が終わってから商品の製造を始める予定。今後は『ミスターKシリーズ』で別の加工品製造にも挑戦したい」と話す。
次号をお楽しみに!