農業共済新聞

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2022年6月4週号
地元産米の消費拡大へ - せんのぜんブランド推進協議会

 大仙市の土産商品ブランド「せんのぜん」の「せんのかゆ」シリーズが好評を得ている。市産の米をかゆに加工し、市や県ならではの食材をトッピングに加えた商品。地元の味をふんだんに味わうことができ、土産品として親しまれている。
 せんのかゆシリーズは、同市で栽培された「あきたこまち」をかゆに加工。トッピングの具材は、市内の川に遡上したサケの「サケ燻山椒風味」、市で飼養した地鶏を使った「比内地鶏の辛みそ煮」、いぶりがっこと県の特産大豆「すずさやか」を合わせた「煮豆がっこ」、県産の山菜を使った「せんの翡翠」の4種類となっている。
 かゆは1食分180㌘で、トッピングはパック詰めされているため土産品として人気。かゆに加工する株式会社仙北こまちの会のほか、トッピング4種類は市内の異なる業者が得意分野を生かして製造する。
 せんのぜんブランド推進協議会の辻卓也会長(53)は「今は米を売るのに苦労する時代。求められるものを作っていかなければならないと思い、おかゆに行き着いた」と説明。「コロナ禍が落ち着いてきたので、新たな取り組みを始めて市の土産品を広めたい」と話す。
 同市観光物産協会の五十嵐秀美事務局長(63)は「米はこの地域の農産物で一番の割合を占めている。米の加工品をもっとPRしていきたい」と意欲を見せる。
次号をお楽しみに!