農業共済新聞

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2022年8月2週号
無人販売所を運営 - 田畑生産組合
 羽後町三輪地区にある田畑集落の15人で構成する田畑生産組合。無人販売所を設置して、独自の方法で集落の農産物を販売している。
 設立したのは2007年。以前から水稲の共同防除に取り組んでいることもあり、スムーズに集落営農に向かうことができたという。佐々木実代表(72)は「政府が農業再生手段の一つとして集落営農を位置付け、その翌年には集落営農化できた」と振り返る。
 生産組合では共同でエダマメ40㌃を栽培。組合員同士が協力した作業体制を確立している。JAに出荷する中で規格外品の多さが課題に挙がり、独自の販売方法を模索したという。「当初は毎月数回開かれる町の市場で販売していたが、10年ほど前に自前の販売所を設置した。現在は集落内にあるスチール製の物置を活用して販売を続けている」と話す。
 販売所を運営するのは、組合員の妻ら9人。生産組合のエダマメをはじめ、組合員が栽培したアスパラガスや夏野菜、花き、ネギ、ハクサイなどの農産物が並ぶ。5月上旬から降雪が始まる11月中旬ごろまで販売する。
 ほとんどの商品を100円で販売。朝に収穫した農産物ばかりで、新鮮な野菜を手軽に購入できる。また、運営者らが制作した手芸品なども並び、バラエティーに富んでいて、利用客から好評を得ている。
 販売する農産物は自家用で余ったものではなく、組合員それぞれが販売用に作付けたものだという。佐々木代表と共に妻の妙子さんも無人販売所の運営に参加。「利用客のニーズに応えられる商品を考えながら栽培している。自分たちが栽培したものを地域の方に買っていただき、満足してくれていることがうれしく、やりがいになっている」と話す。
 佐々木代表は「若手の後継者が育つのを待ちながら、現在の取り組みを長く続けていきたい。女性陣に負けないよう頑張りたい」と笑顔を見せる。
次号をお楽しみに!