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東北版4月2週号
ヒロッコの土づくりに力 - 佐藤忠一さん
 湯沢市須川地区の佐藤忠一さん(76)は土づくりに力を入れ、秋田県の伝統野菜「ヒロッコ」の栽培に取り組んでいる。
 アサツキの若芽で、同地区の名産として栽培されるほか、県外でも「きもど」「しらひげ」などの名称で知られているという。
 5㌃で手がける佐藤さんは「大豆や魚、油かす、カニ殻、小ぬか、血粉などを混ぜて発酵させ、ボカシ肥料として使う。もみ殻堆肥と組み合わせることで、相乗効果でヒロッコの甘みがよく出る」と説明。雪解け水で土が硬くなるのを防ぐため、雪が降る前に畑にビニールを引いている。
 「春に掘り取った球根を陰干しし、盆すぎに植える。アサツキ畑が広がった後、寒さで枯れるが、雪下は凍ることがなく一定の温度に保たれ、新芽(ヒロッコ)が出る」と話す。1㍍以上の雪を掘り起こし、12月から3月ごろまで収穫する。
 ヒロッコはシャキシャキした食感で、「酢やみそなどとあえるのが定番だが、みそ汁に入れたり天ぷらで食べたりするのもおいしい」と笑顔を見せる。
 ▽経営規模=水稲4㌶、露地キュウリ10㌃、ヒロッコ5㌃
次号をお楽しみに!