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東北版6月4週号
農業に魅せられて〜新規農業者の挑戦〜 - 斎藤千秋さん

 水稲約3㌶やダリア10㌃を作付けています。2020年に父が急逝したことで農業を継承し、昨年から専業農家になりました。
 農作物を育てることがもともと好きで、幼い頃から農繁期に手伝いをしていました。成長を見守り、無事に収穫時期を迎えられると幸せな気持ちになれます。米を買っていただいたお客さまから「おいしかった」と言われることがあり、うれしくて励みになっています。慣れないことや大変なこともありますが、農業はとても楽しいと感じます。
 ダリアは今年の春から栽培を始めました。秋田県オリジナルの「NAMAHAGEダリア」8品種を855株定植しています。耕地は水害の心配がなく、土壌の良質な場所を選定しました。数ある品種の中でも「NAMAHAGEラブ」というピンク色のダリアが一番のお気に入りで、開花するのが今から待ち遠しいです。地元JAの花き部会の皆さんからもアドバイスをいただき、7月中旬の出荷を目指して日々奮闘しています。
 専業農家になってから、農薬散布ドローン(小型無人機)を購入してオペレーター資格も取得しました。受託作業は昨年が100㌶ほどでしたが、今年は田植え後
の除草剤散布だけで150㌶と順調に伸びています。今年の夏は、病害虫防除の散布で忙しくなりそうです。
 今後はダリアの作付けを拡大することが目標です。離れて暮らす娘を呼び寄せて、一緒に作業できる日が来ることを楽しみにしています。
次号をお楽しみに!