東北版1月4週号
農業に魅せられて 新規農業者の挑戦 - 矢野千秋さん
子育てと仕事を両立できることに魅力を感じ、横手市大雄の小棚木裕也代表が立ち上げたFarmChoiceで、2022年に就農しました。ミニトマト2㌃やホップ2㌶、タラの芽57㌃の栽培を担当しています。
就農してからはスーパーに行くと、野菜の形や色、大きさなどを観察するようになりました。
昨年から栽培しているミニトマト「ロッソナポリタン」は、収穫最盛期の選別作業に、かなりの時間を費やしました。また、酷暑による干ばつに加え、高温の影響で果実の肥大が進まず実割れが多く発生し、出荷量が減少してしまいました。
しかし、定植から収穫まで自分で管理したという達成感はありましたし、規格外のミニトマトを近所にお裾分けした時に「おいしかったよ」と言われ、とてもうれしく、励みになりました。
子供の夏休み中には、一緒に農作業をすることができ、いい体験ができました。この環境をつくってくれている小棚木代表には感謝しています。
今年は、ミニトマトの販路を拡大する計画です。昨年の反省を踏まえ、栽培
方法を見直して収量を増やし、通路幅を広げることで作業の効率化を図りたいです。
今後は、ブドウやイチゴ栽培にも取り組みたいと考えています。実現に向けて技術や知識を習得していきたいです。
次号をお楽しみに!