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東北版5月2週号
自動給餌機で省力化と増体に成果 良質牛の生産着実に - 株式会社寿牧場

 秋田市河辺松渕で黒毛和種を約600頭肥育し、数々の大会で好成績を収める株式会社寿牧場。規模拡大と同時に自動給餌機を導入し、作業効率化と良質な牛の生産に努めている。
 同社では2018年に現在の牛舎3棟が完成。1棟に1台ずつ自動給餌機を取り入れた。それまで約120頭分を1日4時間かけて手作業で給餌していたが、機械導入により配合飼料の給餌が自動化。掃除や牛の管理など別の作業に専念でき、従業員5人でも問題なく経営できているという。
 髙橋寿代表(45)は「的確な量を給餌できるので管理しやすく、成
績が良い牛が増えたように感じる。最近は1㌧を超える牛もいる」と話す。
 このほか、同社では天井からのミスト設備も活躍。夏に牛舎内の温度を約2度下げる効果があり、消毒液を混ぜたミストでウイルス対策も行う。牛の様子を注意深く観察し、ストレスを与えないよう心がける。 年間約370頭程度を、食肉流通センターに出荷。昨年11月に第100回秋田県畜産共進会・枝肉の部でチャンピオン賞を獲得するなど、肉質を競う大会で数多く受賞している。
 髙橋代表は「同業者から味を褒められることが多くうれしい。霜降りの度合いや枝肉の歩留まりなど、注目される点を着実にクリアできるような良い肥育牛を育てたい」と話す。
 同市雄和種沢で繁殖牛を飼養する伊藤穣さん(42)は「寿牧場の肉は脂に甘みがあり、苦手な自分でもおいしく食べることができる。髙橋代表は牛のことをよく観察していて、分からないことを丁寧に教えてくれる」と話す。
 地域農家から稲わらを購入し、県内農家へ堆肥を販売するなど農畜連携も意識する同社。「『牛のオリンピック』と呼ばれる全国和牛能力共進会が来年開催されるので、上位入賞を目指したい」と話す。
次号をお楽しみに!