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2012年5月2週号
ブランド定着に力
クレソン新品種「クレ美人」通年出荷へ
仙北市・田口郁雄さん


「ハウス栽培は水温と湿度をマッチングさせる管理が難しい」と話す田口さん


露地畑は約1カ月半で葉が茂る

 【仙北市】クレソン本来の爽やかな辛味を持ちながら苦味やくせが少なく、茎や葉が大ぶりな新品種「クレ美人」は、昨年品種登録され、秋田発のブランドとして販売2年目を迎える。生産者の一人、仙北市田沢湖生保内の田口郁雄さん(66)は「おいしさだけでなく健康にも良いと、特に女性に人気が高い。年間を通して、いかに安定した出荷量を確保できるかが今年の課題だ」と話している。

苦味少なく大ぶりの葉・茎
 露地とハウス組み合わせて


 クレ美人の誕生は、山梨県の生産農家が、自身で品種改良した苗を育成する後継者を探していたのがきっかけ。以前から、有用微生物を利用した活性水などの農業技術グループで活躍していた田口さんに話が持ちかけられた。

 田口さんは、肥育牛165頭、肉豚約300頭を飼育する畜産農家。転作田では牧草のほか、ギョウジャニンニクやコゴミなどを手掛けてきた。「クレソンに関しては全くの素人だったが、やるからにはしっかり研究していきたい」と、栽培を引き継ぐことを決意した。
 譲り受けた改良品種は、茎が長く、葉のボリュームがあるほか、苦味の少ない食べやすさが特徴。仙北市と大仙市の農家6人で「秋田クレソン研究会」(佐藤啓代表)を立ち上げ、早速、田口さんは佐藤代表とともに苗の品種登録を行った。
 さらに、検証を重ねて露地とハウスを組み合わせた通年栽培の方法を確立した。「クレソンは仙台や栃木が主な産地。新規参入とあって市場から求められる冬季の出荷にも応えなければ」と強調する。現在は、研究会で約1㌶栽培する。
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完熟堆肥は飼養する家畜のふん尿から作る
 田口さんは5月中旬から11月まで収穫可能な露地25㌃と冬季用のハウス5棟(約270坪)で栽培。4月に苗を定植した露地畑は約1カ月半で青々とした葉が生い茂る予定だ。「品質を左右するのは水。ここはミネラルが豊富な駒ケ岳の水に恵まれているので、条件は整っている」と話す。
 栽培の注意点は、水温を10~15度に保つこと。また、生で食べてもらえるよう無農薬を徹底する。「露地、ハウスとも月1回を目安に自前の完熟堆肥と有機石灰を施す」と品質保持のポイントを挙げる。
 さらに「ストレスがあると葉が縮んでしまう。水の流れを作ることで自然の状態を再現するよう心掛けている」と話し、ハウスでは地下水を循環させるためパイプを巡らせる。畑では水がよどまないように水の出るパイプの数を増やすなど工夫している。
 「体の中から美しくなろう」をキャッチフレーズに名付けたクレ美人は、栄養価が高く、消化、増血効果も併せ持つという。柔らかくボリュームがあり、肉料理などの付け合わせ以外に、料理の主役としても期待されている。「近くの料理店でも鍋物のほか、炒め物やあえ物などのメニューを開発し、PRに協力してもらっている」と田口さん。出荷は県内市場のほか、仙台や関西方面からも注文を受けるという。
 「今年はハウスの夏どりにも挑戦したい。今は3段の立体型ベッドでテストしている最中。まだまだ研究することはたくさんある」と、栽培技術の向上に意欲を見せる。

 湯沢市のスーパーに勤務し、青果を担当をしています。
 高校ではバレーボール部でした。現在も同級生たちと地元の中学校の体育館で、町の大会出場へ向けて週に1回汗を流しています。
 海外(韓国、アメリカ)のドラマを観ることが好きで、最近ではヴァンパイア・ダイアリーズに夢中です。
 好きな芸能人は東方神起のユンホさん。2月に新潟でのコンサートに行きました。とても格好良くてますますファンになりました。
 今一番の夢は、韓国旅行をすること。

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